(c)ココナッツジャパン
ココナッツ商事の一課長が、会社のプロジェクトをまかされ、それを成功に導くためにがんばるアドベンチャーゲーム。
舛添要一は主人公への情報提供及び各章の終わりにクイズ出題者として出てくる(タイトルに出るほどの活躍はしない)。
接待、騙し、裏切り、スパイなど企業での陰謀が渦巻く。
最後に「このゲームはフィクションであり、企業・人物は実在しません」と出ます。舛添要一も実在しないのか!?
【レビュー】
「芸能人ものに当たりなし」と呼ばれるファミコン界であるが、まさに正鵠を射ているゲームソフトがこれだ。いまや党首までに登り詰めた「舛添要一氏」であるが、何を思ったのかファミコンソフトになっていたのだ。もしかしたら忘れたい過去なのかもしれない。
高橋名人が「ゲームは1日1時間」と言っていたのに、「朝までファミコンやれ」ってどういうことなのでしょうか。
まぁこれが楽しいRPGだとしたら朝までやる子供もいるかもしれませんが、このソフトは「ビジネスマンがいかに会社のプロジェクトを成功させることができるか」というお堅いアドベンチャーなので大人向きなのです。大人が朝までファミコンって。。。しかもアドベンチャーで。。。
そんなわけで内容を見てみましょう。

いきなり舛添要一に挨拶されます。このゲームの主人公はココナッツ商事の藤沢課長であって、舛添要一は主人公(プレイヤー)のビジネス力を試す役です。
このココナッツ商事が

会長派と社長派の派閥争いがあって、ドロ臭い会社です。藤沢は会長派の足となって、「グリーン計画」(←最終的に内容がよくわからん計画です)を成功させることが目的となります。
ちなみに会長は入院しており、上司の部長も倒れたので、藤沢が先頭に立って(と言うより一人だけで)プロジェクトを進めなければなりません。なんちゅー無茶な会社なのだろうか。。。

第1章 部長代理を命ず
全部で4章に分かれています。章の始めに

舛添氏よりありがたいビジネスマンの掟を教えてもらうことができます。

藤沢には近藤さんという秘書がつきます。あまりとっつきがよくなく楽しくないなぁと思っていたんですが、後で派遣の若い女の子が出てくるのでよしとします。ちなみにその派遣の子は胸の谷間を見せることはありませんでした。

そしてこんな典型的に気持ち悪いオタク(通称:キモタク)社長を接待せねばなりません。
ところでこのアドベンチャーゲームは完全一方通行で、ゲームオーバーはありません。
また、よくありがちな「どこに行けばいいんだろう」というときも、行き先は一つしか表示されないので、迷いようがありません。まさに一方通行(一車線)です。
だったら簡単ジャン、と思われるかもしれませんが、このゲームのシステムの悪さが邪魔をしています。
話をするのに目の前にいるのに
・見る → 話す
という順番を踏まえなければならなかったり
・呼ぶ → 見る → 話す
だったりと、完全に全ての選択肢の順番が決まっているのです。
一方通行にもほどがあるんじゃねえの?
話を進めるのに
「見る → 観葉植物」→「観葉植物だ」 というストーリーとまったく関係のないセリフを出さなければ先に勧めないという凶悪なシステムです。
ドラクエで言えば、走り回っている子供に声をかけて「ワーイ ワーイ」という言葉を聴かなければ先に進めないみたいな、そんな感じです。
その罠も場所と人ごとに違っており、結局はすべてのコマンドを試さないと進まないので(間違ったものを選ぶと同じセリフを延々と聞かなければならない)、意外と時間がかかります。
「見る」と「調べる」のアイコンが曖昧だったりもしますし、電話番号はいちいち入力させられるし、不親切な作りです。
アイコンの一つに「?」があるのですが、これはかけひきアイコンです。
中には「ひく」「さそう」「すすめる」「ほめる」「ひっかけ」というのがあるのですが、途中から区別がわからなくなりました。中でも「ひく」というのがどういう意味なのかがよくわからない。「ひく」と謝ったりすることもある。
話を進めるために「すすめる」を使ったりするんですが、上記のキモタクの時に使うと
「社長 まぁ一杯ぐいっと」
酒を勧めています
誰かこいつをクビにしろ!
「俺を酔わせてどうする気だ」と怒られてしまいました。
ゲームオーバーはないのだから何も考えずに適当にかちゃかちゃやってるしかありません。 少なくともビジネスマン要素を鍛えることはできません

途中で会長の知り合いと言うことで舛添要一と出会います。
そして章の終わりには

出番がほとんどなかった舛添要一がしゃしゃり出てきて・・・

ビジネスマンクイズが始まります。20問(三択)もあります。

意外と難しく、会社・株などの仕組みとか分かっていないと解けないかと思います。
完全に大人向けのゲームだったんですね(ちなみに7980円)。
1章~3章までの流れは、
土地の買収工作⇒銀行の頭取と仲良くなる(←強引)⇒銀行の頭取の孫と偶然知り合う(←強引)⇒銀行の融資(←そんなばかな!)⇒買収成功⇒住民が反対⇒環境保全団体が反対⇒団体の偉い人と知り合う(←偶然にも舛添氏の知り合い)⇒話がまとまる⇒会社内にスパイ説⇒スパイのあぶり出し⇒恨まれて藤沢課長失脚
という流れです。
派遣社員と仕事の打ち合わせのためにホテル(普通のホテル)に行った時の写真が原因でスキャンダルになったんですが、え?そんなので失脚する?
ホテル●ータニとか出入りしている社員の写真撮っただけで失脚するの? どんな会社?

最終章、会社での立場を失った藤沢課長

エクアドル支店に左遷されるようです。
この会社はエクアドルでどんなビジネスをやっているんだろうか・・・
しかし暑いのが苦手な藤沢、会社の悪を暴くために奔走します。
そのために人を騙して

「そういう世界なんだよ 会社っていうのは・・・」
やけになっているのか何か達観しています
それからも一方通行で、叩けば叩くほど埃が出てくる会社の悪を見つけ出し

見事、部長に昇進しました!(写真の男は同僚の竹内君)

完。。。なんの感慨もない。。。
「クリアの感想はどうかな?」

全編に渡りイラっとしました
最後にクイズの正解数が出ますが

正解を教えてくれないので、どれが合っていてどれが間違っているかがまったくわかりませんでした。
なるほどもう一度はじめっから解きなおせばいいわけですね!
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