カプコンのストリートファイターと言えば、あの有名な対戦格闘を想像してしまいますが、これは何のつながりもない忍者龍剣伝タイプのアクションゲームだ。
時代はたかだか2010年なのに、人類は宇宙に住み始めて、ロボット(パラサイト)に侵略されるという近未来SFのようになっている。カプコンは2010年がそんな年になっているとでも想像したのだろうか。
名作ともクソゲーとも呼ばれるこのゲームは、ファミコンでもトップクラスの難易度にある。
極めて貧弱な武器(ソニックブリッドという飛び道具)一本で、パワーアップしなければ使えたものではなく、やられたらパワーは0に戻る。面も最初に戻る。
ただし多彩なアクションや面設定(固定面や強制スクロール面などがある)などは評価すべきところだ。
【レビュー】
「ストリートファイター」という名前だが、対戦格闘のストリートファイターとは異なり、ステージを進んでいきステージボスを倒すアクションゲームだ。背景も近未来SF的で出てくるのはロボットとかなのに、なぜこの名前になったのか不思議なところ。この半年後には「ストリートファイターII」が発売されている。
【オープニング】

「人類が新たな開拓地を求めて移住し始めた頃」
2010年は今年ですよ! このゲームが作られてから20年しかたっていないのに、どんだけ進化してるんだよ、という話です。2010と2100を間違えたのではないかと思うほど。
【難易度】
難易度としては最上級と言えるでしょう。そしてそれは最初の面(1-1)から、もう死にまくり。のっけから手加減なしで攻撃してきます。そして、敵のいやらしい攻撃、プレイヤーのあまりにも貧弱な攻撃で、なかなか進めることができません。その面をクリアしないと、死んだらその面からやり直しになります。
しかし、「スペランカー」でも「トランスフォーマー」でも攻略はありました。その攻略がわかってくるまでにどれだけ根気が必要かと言えば、けっこうな根気が必要だといえるでしょう。
「死んだら最初っからやり直し」これが根気を削る大きな要因になっています。
ただし、「攻略本がないと解けない」という理不尽なものではなく、やることは「ボスを倒す」という単純明快なことなのです。いかにパワーアップを維持して、先に進めるかがポイントです。
【どんなゲームか?】
実際にゲームを見てみましょう。

要するに「パラサイトを倒し 脱出せよ」ということです。

TARGET「空飛ぶさそり」 vs 主人公「KEVIN」
これだけ見ると、格ゲーっぽい出だしですよね。でも実際は。。。

めっちゃアクション
ここでは敵はボスと雑魚キャラ(無限に出てくる)の2つしかいません。だったら余裕じゃんと思うかもしれませんが、KEVINに向かって追尾してきたり、高速で突進してきたりするので、あっという間にやられる(初期体力は5)のです。
こちらの武器は

波動拳 ソニックブリッド
だけです。一応足からも出ますが、レベル1では至近距離の敵しか攻撃できません。常に動いている敵に当てるのは至難の業です。
レベル(飛距離とか)をあげるには

岩を砕いてこのパワーアップカプセルをとる必要があります。ただし、2つで1レベルアップと言うケチくささ。
何度も言うように死んだらレベル0からやり直しです。
体力は時々回復アイテムが出てきますが、「やられない」ことが第一。面クリアしても体力が回復しないのは絶望的システムだと思う。
ちなみにこの「1-1」は、4画面分の広さしかありません。
ボスは

こいつで、攻略とか特になく、ひたすら「やられないように」ヒット&ウェイします。
ボスを倒すと

このようなワープ空間が開くので、ここに逃げ込みます。
このワープも10カウントで閉まる(もちろん死亡)という油断も隙もないシステムです。
「1-2」

いきなりボスと一騎討ちで、1画面のみです。
ある意味逃げ場がないストリートファイターです。しかし、やることは波動拳を撃ち込むだけですからどちらかと言うとシューティング要素が強い気がします。
「1-3」

このステージは強制横スクロール面です。壁にはさまれたら当然即死。
長さはこの手のアクションゲームっぽいですが、ミスができないというところが辛いです。ボスでやられても最初っからになります。
こんな感じで、「1-4」も制覇すると、やっとステージ1のクリアです。これが5ステージまで続きます。
いろいろと工夫されているアクションゲームだが、いかんせん慣れるまで時間がかかり、難しすぎるというのは否めない事実です。
それとやっぱり
タイトルが紛らわしい!




確かに誰もがあのストリートファイターシリーズだと思いたくなりますよね。。。
ストリートファイターシリーズにハマったゲーマーには評価は?でしょうが、このゲーム、名作だと思います。まだファミコン初心者の頃、初見1-1サソリとの闘いでパットを投げたくなるときもありましたが、私的にはその後のFC:ホーリーダイヴァーやドラゴンズレアのノーミスクリアへの原点となったゲームだと思います。