(c)国税庁
ディスクシステム。国税庁が「税金展」出展のために制作したゲームで、非売品。
シューティングかと思いきやいきなりクイズが出題される。
2人同時プレイもできる。
国税庁と侮るなかれ意外とゲームとしては成り立っている。

【レビュー】
国税庁が作ったゲーム? といっても国税庁内にゲームプログラマがいるはずもないので、制作はどこかのソフトハウスが行っていたと思われる(ボーステックという説が有力)。そして作ったゲームが「シューティングクイズ」という新ジャンル。 国税庁がこのゲームのどこに重きを置きたかったのかが不明であるが、宇宙空間で敵を倒していると唐突に税に関するクイズが出題される。
実はこのゲームの元になったのが、「惑星アトン」という当時の文部省選定教材アニメだったのだ。
この話では、地球人がアトンという星に連れて行かれると、そこは税金のない国だったが、そのため国はボロボロになり衰退していく→「税金って大事だね!」というNHK教育的な猿芝居アニメなのだ(免許書き換えの違反講習の鬱ビデオに近い)。
そんな原作のストーリーを無視して「税金クイズ」シューティングという別な形として生まれ変わったのがこの惑星アトン外伝なのだ。
【ストーリー】
平和な星「アトン」は凶悪な敵「キングクイザー」に襲われ、国が仕事をするための大切なお金「財源=税金」(←なんか説明的なセリフ)を奪われてしまった!君たちは、宇宙船「カンタ号」、「ユーリー号」に乗って、「財源=税金」を取り戻し、「アトン」を救ってください。
どうやら惑星アトンはその後、税金の取立てを始めたようだ。
ストーリーがわかったところでゲームの中身はと言うと。。。
このシューティングゲームは、シューティングゲーム史上、空前絶後のシステムが採用されている。

敵にやられても死なない
すでにシューティングゲームとして成り立っているかどうかもよくわからないが、敵の弾はおろか敵に体当たりしても一切やられない(点は入らない)。ただしツイン砲がシングル砲になるので少しやりにくくなる(宇宙船のグラフィックもポンコツになる)。
でも安心!

救急車を取れば元通り!
あっ、ボクそのシステム見たことあるよ!

たぶん難しくして途中でゲームオーバーになってしまうと、税のことが何も分からないまま飽きられてしまう(教材として成り立たない)ためにこんなシステムになっていると思う。
その他、敵を全滅させるアイテムや前方バリア

などが出てくるが、、、いや、だってそもそも死なねえし! 意味ねえし!
そして一定時間が過ぎると

突然クイズが出題され、正解を撃つというクイズモードに入ります。そう考えるとこのゲームは東京書籍が出したけいさんゲームに近いのかもしれませんね。
やられても死なないのに何を競うんだ、と思われますが7分もダラダラとやっていると、これまた唐突にゲームは終わります。その7分間で何点取れたか(倒した敵+クイズの正解)で、「税金を取り返す」という本来の目的をどこまで成し遂げられたかを判定します。

たいしたことしてないのに66兆円も取り戻しました! シューティングゲームとしては類を見ない桁違いの得点ですね。
最終的に分かったことは
このクソゲーを作るために
「財源=税金」が使われたんですね!
今度は防衛省が「自衛隊は必要だよね」という啓蒙ゲーム(鎌と竹やりもってアメリカ軍の田畑を踏み荒らすゲームとか)を作ることを期待します。




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